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安比スキー場ーロゴマーク

 東北、岩手県の安比高原スキー場についてのリポートです。北緯40度に位置しており、雪質は北海道とほとんど同じアスピリンスノーで抜群でした。東京からであれば「行きは夜行バス、帰りは新幹線で盛岡→東京(2時間30分)」のツアーが便利です。毎年2月10日近辺に3連休がありますが安比に行くのはその時期が多かったです。魅力は抜群の雪質と日本離れしたスキー場の広さにありました。前森山につくられたコースの外観がどことなくウィスラーに似ています。 

      【安比のコース概略】

 安比は前森山と西森山の2つの山からできています。この2つの山にできたコースを大きく分けると4つのエリアに分類できます。

(1)セントラル・ゲレンデ
 黄色いホテル安比グランドの正面から前森山(1305m)に広がるエリアがセントラル・ゲレンデであり、前森山の頂上からはハヤブサ・コース(写真右)、オオタカ・コースがあり、斜度が20度近くでとても気持ちよく滑れるロングコースとなっています。麓には幅の広い緩斜面(白樺ゲレンデ、写真左)があります。ハヤブサとオオタカのコースの間にはレッドハウスというレストランがあり、よく待ち合わせに利用します。

前森山 ホテル安比くランド&タワー はやぶさコース
(左)セントラル・ゲレンデ、(中)ホテル安比グランド&タワー、(右)ハヤブサ・コース

(2)西森ゲレンデ
 これは前森山のとなりの西森山(1328m)に作られたゲレンデで、イヌワシ・コースとヤマガラ・コースの2本がレイアウトされています。ここは比較的スキーヤーが少ないため、混雑する3連休の中日はここへ逃げ込むことがよくありました。特にヤマガラ・コースは斜めに歪んでいて、おまけにコブコブですので難易度が高く安比の穴場的ゲレンデとなっています。

(3)ザイラーゲレンデ
 前森山のセントラルゲレンデの左側にレイアウトされているのが元オリンピック選手トニーザイラーの設計したザイラーゲレンデです。(知ってました?) ここには全長5.5kmの中斜面が続くロングコースが6本レイアウトされていて、第一ザイラーコースA,B,Cおよび第二ザイラーコースA,B,Cと名前がついています。第2ザイラーコースAはスタートが最大斜度34度のコブ斜面になっていて安比の最難関となっています。

(4)セカンド安比
 前森山のザイラーゲレンデのさらに左側に位置するゲレンデです。一番大外にあるのでやはりスキーヤーの数はまばらでした。このコースの一番下にはまきばゲレンデという初心者コース(緩斜面)がありその先にセカンドスキーセンターなる食堂があります。ザイラーゲレンデとセントラルゲレンデの食堂は大変混雑しますが、ここはすいてました。

      【安比での体験記】

< シュレップ、シュレップ、Tバー... >

 スキーバスがホテル安比グランド横の駐車場に着くため、セントラル・ゲレンデからゴンドラを使って山頂に乗ることになります。山頂まで登らないと隣のザイラーゲレンデやセカンド安比方面に行けないので、このゴンドラは必要不可欠でした。しかし、3連休中はとにかく混雑し、ゴンドラにかなりの列ができます。

 そこで、ゴンドラを使わないで頂上まで行く方法を考え出したのがシュレップ、シュレップ、ティーバーでした。セントラル・ゲレンデ下のシュレップリフトと中腹のシュレップリフトを2本乗り継ぎ、山頂付近までTバーリフトに乗ればかなり上まで登れます。後はハヤブサコース横のリフト1本で山頂へたどり着けます。ただ難点は長時間シュレップやTバーで立ち続けるために足が疲れることでした。

< 安比ツアーでこんな経験もしました。 >

 とても安比が気に入って滑り続けていたらバスの出発時間12:00まであと10分という時刻になってしまいました。集合時間が近づいていたのですが、もう1本滑ってからと思っていたところ、「帰ろうよ。また来年も来るのだからもういいじゃないか。」と先輩に言われようやく、時間がないことに気づいたのです。

 あわててコースを滑り降り駐車場まで戻ったところ、みんな着替えを終えてバスに乗り込んでいました。服をホテルの更衣室で着替える時間もなかったので、仕方なくバスの横でパンツ一枚になって着替えを行いました。バスの中には女性も多くいたので恥ずかしい思いをしました。着替え終えてバスに乗り込むと自分の座席にはビールとハンバーガーが置いてありました。一緒に参加した先輩が、私のために買っておいてくれていたのです。みんなに迷惑をかけてしまったなとバスに揺られながら随分反省しました。

 これ以来、集合時間ぎりぎりまで滑ってみんなに迷惑をかけることもなくなりました。子供から大人になった瞬間でしょうか。ほんの5年前の最近のことです。

< プータロー村と八幡平スキー場 >

 1991/1992年、1992/1993年シーズンの安比スキーツアーでは八幡平スキー場付近のプータロー村というログハウスに宿泊しました。プータロー村と名づけられたエリアの中には約30ほどのケビン(ログハウス)があり、雪景色の中を歩いて、食堂に行ったり、風呂のある館屋に行ったりと風情があり大変気に入っていました。また、近所に八幡平スキー場があって安比から送迎バスで宿舎に帰る途中でナイターを滑ったりもしました。このセットに引かれて安比ツアーを毎年計画するようになったのです。

プウタロー村のロッジ

 しかし、八幡平にあるスキー場は今年限りで店をたたんでしまうとのことです。小さなスキー場は最近経営難のためにつぶれるところが増えいます。私なりに楽しい思い出がここにあっただけに残念です。私が12歳〜15歳のころはスキーはごく限られた人たちのもので、印象としては地元の人間だけがやるものなんだなあというイメージでした。また元の状態に戻るわけです。景気が回復するかスキーブームが再到来すればまた、これらのスキー場は復活すると私は思います。


                        LAST UP DATE: 2001/6/17


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